CCII 京都大学大学院医学研究科附属 がん免疫総合研究センター

バラカート キャロリン 特定助教
がん免疫多細胞システム制御部門


学歴

  • 2007 – 2012:Al-Baath大学薬学部 (シリア)(学士号取得)
  • 2013 – 2017:Tishreen大学大学院薬学研究科(シリア)(修士号取得)
  • 2019 – 2023:名古屋大学大学院医学系研究科(医学博士号取得)

職歴

  • 2017 – 2019: Manara大学大学院薬学研究科(シリア)教育研究補助員
  • 2023 – 2025: 国立がん研究センター研究所腫瘍免疫研究分野 特任研究員
  • 2025 – 現在:京都大学大学院医学研究科附属がん免疫総合研究センター がん免疫多細胞システム制御部門 特定助教

研究内容

博士課程では、同種造血幹細胞移植(HSCT)後に再発した白血病、特にHLA-DPB1非一致ドナーからの移植患者におけるHLA-DPB1を標的とする新規T細胞療法の可能性を明らかにしました。博士課程修了後は、HSCTにおけるもう一つの重要な合併症である「移植後二次性固形がん(Secondary Solid Cancers, SSCs)」に関心を広げました。移植後のSSCsに対する治療は、発症メカニズムや免疫学的特性が十分に解明されていないこと、また移植後の特殊な免疫環境が関与しているため、大きな課題となっています。移植後SSCsの研究は、移植免疫学とがん免疫学の交差点に位置しており、免疫応答や免疫制御機構の動態を探るとともに、T細胞による自己・非自己識別の新たな知見を得るユニークなモデルを提供すると考えて研究を進めています。

免許資格

受賞

所属学会

Selected Publications

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