2025年11月24～26日、シンガポール国立大学にてCSI Singapore – Kyoto University Joint Symposium 2025が開催され、当センターからシドニア・ファガラサン副センター長及び茶本健司特定教授が参加しました。

• Prof. Sidonia Fagarasan “Metabolic Regulatory Pathways and Anti-cancer Responses”
• Prof. Kenji Chamoto “The Role of Fatty Acid Oxidation in Cancer Immunotherapy”

CSIはCancer Science Institute of Singapore（シンガポールがん科学研究所）の略称で、国立研究財団（The National Research Foundation）及び教育省（Ministry of Education）が2007年に立ち上げたプログラムResearch Centers of Excellenceの一つであり、シンガポール国立大学（NUS）に設置されています。

本シンポジウムは、2024年度に京都大学で医学研究科が中心となって開催された第1回に続くもので、CSIからAshok VENKITARAMAN所長、京都大学から湊長博総長に加え、NUSからEng Chye TAN学長が参加されました。

京都大学とNUSの間には学術交流協定が結ばれているほか、京都大学医学研究科とシンガポール国立大学医学部の間に部局間学生交流協定が、さらにCCIIとCSIの間でも2025年10月14日に、研究活動の連携を中心とした覚書が締結されています。

3日間にわたるシンポジウムは常に盛況で、双方機関の研究者による研究発表のたびに、モデレーターが苦労するほど熱心に質疑応答が展開されました。

最終日のワーキングディスカッションでは、シンガポール側をホストとする学生交流プログラムの実施について意見交換されました。また、第3回シンポジウムの京都での開催が見込まれています。

関連リンク：CSI側の報告